治療困難な片頭痛
- 2015年04月13日
 - クリニック情報
 
最近来院された2名の方の事です。片頭痛が深刻で、さまざまな専門施設を受診されましたが、適切な治療法がなく、ある意味匙を投げられた方がおられました。お二人とも当院の治療薬で頭痛が改善し、通常の社会生活を開始されました。片頭痛でお困りの方はぜひ一度受診して下さい。
最近来院された2名の方の事です。片頭痛が深刻で、さまざまな専門施設を受診されましたが、適切な治療法がなく、ある意味匙を投げられた方がおられました。お二人とも当院の治療薬で頭痛が改善し、通常の社会生活を開始されました。片頭痛でお困りの方はぜひ一度受診して下さい。
種々の研究結果から、家庭血圧の方が診察室の血圧より本当の値を示す事がわかってきました。以前にもご紹介しましたが、今の日本の気候風土では1年を通して同じ種類の降圧剤で血圧をコントロールする事は困難な人が多い印象です。特に季節の変わり目の3~4月と10~11月は注意して家庭血圧を記録して下さい。その事が、医師が正しい降圧剤を処方する大切な手掛かりになります。
昨日患者さんから、「血管年齢なんてわかるんですか?」とご質問を受けました。答えは、わかるんです。頸動脈エコー検査を使って、血管壁の内膜と中膜(血管壁の構成要素の一部です)の厚さを計ることでその人の血管年齢を割り出す事ができます。ご自分の血管年齢を知り、若返り(アンチエイジング)に努めましょう。応援します。
当院では、希望者の方はもちろん生活習慣病(高血圧症、糖尿病、高脂血症の中で)を二つ以上お持ちの方に対して頸動脈エコー検査をおすすめしています。その結果、かなりの方に異常所見がある事がわかっています。最も多い異常所見はもちろんプラーク形成等の動脈硬化性病変ですが、脳外科医の私にとって意外だったのは、思いの他甲状腺腫瘍を持っておられる方が多いという事です。その数は被検者方の方の半分以上になります。また数%(5名)の方は悪性腫瘍(癌)で他施設で手術をして頂きました。この事はまさにひょうたんから駒で、非常に驚いています。今後、積極的にこの検査を皆様におすすめしようと思っています。