院長コラム

院長の開業25年の人脈


毎日診療していますと、脳の症状で来院された患者さんの中には、脳神経外科疾患以外にも、耳鼻科、眼科、皮膚科、循環器科、心療内科等様々な疾患が隠れて症状に出ているケースがあります。その様な場合、それぞれの専門医の治療が必要です。
 又ここ中区は専門医が沢山開業しており、一説には日本一の密集地と言われています。せっかくよい土地ですので、どうか御利用下さい。
 院長の開業25年の人脈を利用して、患者さんに合った話しやすい、優秀な専門医を御紹介致します。

認知症の治療


先日、認知症の講演会に出席しました。私の私見ですが、認知症や片頭痛といった分野は、西日本より東日本の方が治療により積極的な印象です。
 片頭痛の原因物質はCGRPであるのと同様に、認知症もその主たる原因物質は、アミロイド蛋白であるとわかってきました。従来の認知症の治療は、副交感神経遮断により、脳をより活性化させ、一次的に認知症を改善する治療法でしたが、新たな方法は、疾患の原因を除去するアプローチが可能になっています。
 具体的には、レケンビ等最新の注射薬を投与する事で、認知症の進行を防止します。その臨床効果は、4年間の投与で約10ヶ月進行を遅らせる報告があります。
 まだまだ副作用や費用対効果の面で未解決な問題はありますが、疾患の原因に迫る画期的な方法として本格的に治療開始しています。

片頭痛


私が13歳の頃から、頭痛に悩まされています。今でも忘れませんが、日曜日の午後にデパートの食料品売り場へ行き、何故か食べ物の匂いが鼻につき、車で帰る道中に必ず頭痛になり、その晩は食事もとれずお風呂も入らずに寝込みました。翌日には、寝ることで嘘の様に頭痛は改善してました。小さい頃からこの頭痛の繰り返しに悩んでました。
 この為、患者さんの痛みに対するご苦労は、誰よりも深く理解できるつもりです。
 この片頭痛も、今や血液中にCGRPの値が上昇する事で起こることが分かり、従来の鎮痛剤や血管収縮剤に代わる、頭痛の根本原因を治す治療が開発されでいます。薬の形は、年々進歩しており、注射薬から飲み薬まで揃ってきています。
 まだまだ費用面で、患者さん全員に行き渡る事は困難ですが、やがて価格の低下が期待され、益々この治療が身近になると思います。

命を大切に


この世に生を受けて、たくさんの事を経験し、人生後半になればそれを謳歌する事が、かいつまめば、幸せな人の一生と言えます。
 
 この世に生を受けた命を大切にするためには、早期発見、早期治療が必要です。つまり、癌を見つける事が重要になります。癌細胞は、全ての人で、1秒間に7個出来ると言われてます。この細胞を、見つけてこわす働きが免疫力です。この免疫は加齢とともに低下します。すると、癌細胞が大きくなり命に脅威を与えます。

 昨年暮れに、遠方にいる知人が、膵臓癌のため50歳代半ばで亡くなりました。膵臓癌は、痛みや胃腸症状が末期になるまで現れないため、しばしば発見が遅れる代表的な癌です。この方には、まだ幼い娘さんがおられました。本人は死んでも死にきれなかったと思います。この様な事になる前に、当院のMRI、CTによる画像診断をお勧めします。世界中で毎日このような、悲しい事例が無数にあります。幸い日本は、医療費の大半が公費でまかなわれています。是非この点を利用して積極的に検査を受けられる事をおすすめ致します。
 ※ただし、症状が全くない時は、保険適応にならず自費になる場合があります。
 
 私の40年間の臨床経験上、癌家系の方は特に注意が必要です。少しでも不安をお持ちの方は、ご相談下さい。

 命を大切にしましょう。生きる意味、理由は後回しで良いのです。生きたくても、死んでしまった人の為に。
   


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脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)の予防・早期診断や脳ドック頭痛外来めまいしびれの症状でお困りの方は広島市中区の山村クリニック(脳神経外科、神経内科、放射線科)へお越し下さい。