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新しい片頭痛急性期治療薬


片頭痛の急性期治療薬(頭痛時に頓服薬として服用する)に、従来から処方されていたトリプタン製剤以外に、新たな選択肢が増えたことをご存じですか?
このお薬は、片頭痛発作を引き起こしている脳の神経(疼痛シグナルと三叉神経の過活動)に直接はたらき、片頭痛発作の症状をやわらげることが期待できる世界初のジタン系薬剤(一般名レイボー)です。
特徴として、服用するタイミングに影響されにくく、従来のお薬では、片頭痛発作後出来るだけ早期に服用する事が重要でしたが、このお薬は、服用タイミングが遅れてしまった場合でも、早期に服薬した場合と同様の効果が期待できます。
また、従来のお薬で効果不十分な方でも効果を示す事や、片頭痛の随伴症状(悪心、音過敏、光過敏など)の消失効果も報告されています。
更に、トリプタン製剤と違い、血管を収縮させない為、心筋梗塞や脳梗塞の既往がある方にも安心して服用することができる画期的な薬です。
なおこのお薬での注意点もあります。服用後にめまい感、眠気、体のだるさなどの副作用が現れる可能性があります。臨床試験では、これらの副作用は一過性で、数回の服用で多くの方は改善します。そこで、特に初めて服用する場合は、自宅など横になって服用する事をおすすめしています。
片頭痛の治療はこのお薬以外にも、数年で大きな進歩を遂げています。あなたに合う治療法を見つけることで、より良い生活を送ることができるかもしれません。
片頭痛に左右され、苦しむ日常をあたりまえだと思っていませんか?
そのあたりまえは変えれるかもしれません。どうか詳しくは医師またはスタッフにご相談ください。


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脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)の予防・早期診断や脳ドック頭痛外来めまいしびれの症状でお困りの方は広島市中区の山村クリニック(脳神経外科、神経内科、放射線科)へお越し下さい。